S3は、バケットにHTMLファイルをアップロードすることで簡易なWebサーバーとして使える。この使い方をする際に失敗しがちなのが、PHPファイルなど動的コンテンツをアップロードしてしまうことだ。

 動的コンテンツをアップロードしても、Webサイトは表示されない。アクセスすると、プログラムソースがそのままダウンロードされてしまう。

つまずき対策

 S3を簡易なWebサーバーとして使うときに利用可能なファイルは、HTMLファイル、画像、動画、JavaScriptなどのクライアント側スクリプトといった静的コンテンツだけである。動的コンテンツはS3に配置せず、仮想マシンのEC2でWebサーバーを構築し動作させる。

横倉 健大郎
サーバーワークス クラウドインテグレーション部 技術二課 課長
AWS歴7年のITエンジニア。オンプレミス環境からAWS環境への移行業務に数多く従事。