仮想マシンサービスのAmazon EC2 は、稼働時間による従量課金なので、夜間のような使わない時間帯は停止(Stop)させることが多い。しかし、Stop したEC2 インスタンス(仮想マシンの実体)を起動(Start)し直すと、自動的に割り当てられるグローバルIP アドレスが変わることがある。

 これは、AWSの仮想プライベートネットワークVPC(Virtual Private Cloud)に構築するEC2 インスタンスの仕様のためだ。

つまずき対策

 IP アドレスを固定するには、グローバルIP アドレスサービスの「Elastic IP アドレス」を使う。Elastic IP アドレスは新規のEC2 インスタンスだけでなく、既存インスタンスにも適用できる。

横倉 健大郎
サーバーワークス クラウドインテグレーション部 技術二課 課長
AWS歴7年のITエンジニア。オンプレミス環境からAWS環境への移行業務に数多く従事。