リクルートマーケティングパートナーズが展開する、高校生向けのオンライン学習サービス「受験サプリ」が好調だ。スマートフォンを使い、予備校講師による授業の動画を見て確認テストを受け、自分のペースで“スマホ自習”できる。
これまでは本格的に受験勉強に取り組むには、塾や予備校に通うのが一般的だった。しかし、「部活動が忙しい」「通学路の近くに塾や予備校がない」「授業料や講習料が高い」と悩む生徒もいる。受験サプリはそうしたニーズに応えた。
2011年11月のサービス開始から4年弱の累計会員数は、利用できるコンテンツが限定された無料会員が150万人、月額980円の有料会員も16万人に達した。「2015年春に大学受験を迎えた人のうち、約30万人が受験サプリを利用していた」(同社)ほどの浸透ぶりだ。自習教材として受験サプリを法人契約する高校も増えており、全国約5000校のうち約900校が導入済みである。