うどん専門店「丸亀製麺」などを運営するトリドールの事業部門はメール処理で悩んでいた。店舗や部下から様々なメールが寄せられ、管理職が情報整理に時間を取られていたのだ。そこで社内の情報共有にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を導入した。管理職を情報整理から解放するだけでなく、会議を減らすなど働き方変革につなげている。


讃岐うどんを、天ぷらのトッピングとともに楽しめる丸亀製麺。全国250カ所の店舗では、白い制服で身を包むスタッフが、ステンレスの銀色がまぶしいオープンキッチンで、打ちたてゆでたてのうどんを供する。熱烈なファンも少なくない。
そんな手作り感を前面に押し出す丸亀製麺で、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用したワークスタイル変革が進んでいる。同店を運営するトリドールは2014年8月、トークノート(東京・港)が提供する社内SNS「Talknote」を導入。本社などの管理職や、複数店舗を統括するエリアマネージャー、各店舗の店長を含め、約440人が利用している。