IoT、AI、FinTechなど、ITでビジネス振興する上で避けて通れないのが、プライバシー情報の利活用ルール作り。欧州は「尊厳」、米国は「自由」を理念にルールを形成したように、日本も独自の理念を問い直す必要がある。
連載
ITビジネスの要、日本ならではのプライバシー理念とは
目次
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[3]日本発のプライバシー理念と政策、識者三人に聞く
第3回では、日本ならではのプライバシーの理念とはどのようなものか、プライバシー保護を担う第三者機関である個人情報保護委員会にどのような役割を期待するかについて、中央大学 総合政策学部 准教授の宮下紘氏、東京大学 先端科学技術研究センター 教授の玉井克哉氏に話を聞いた。2016年1月に設置された個人…
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[2]プライバシーとは似て非なる「個人情報」の誕生
プライバシー保護を目的としつつ、プライバシー情報とは似て非なる「個人情報」という概念はどのように生まれたのか。日本のプライバシー研究をリードし、今は個人情報保護委員会 委員長を務める堀部政男氏に聞いた。
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[1]乗客予約記録の提供を拒んだ欧州、何も言わず提供した日本
本連載では、プライバシー専門家との議論を通じ、対外的に主張できる日本ならではの「プライバシー理念」とは何なのかを探っていく。第一回は、欧州と米国のプライバシー理念の違いについて、「プライバシー権の復権」などの著作がある中央大学 総合政策学部 准教授の宮下紘氏に聞いた。