DJIの最新機種、Phantom 4搭載の驚くべき機能はアクティブトラックだけではない。基本機能も、着実に向上している。特に安全性に関する取り組みは、落下事件などでドローンの飛行に批判が集まっている事情を考えると注目すべきである。

 Phantom 4は空撮用に4K動画対応のカメラを備える。解像度は従来機種のPhantom 3と大きく変わらないが、カメラ形状とジンバル形状(飛行中のカメラ映像のブレを抑える機能)の仕様を変更している。

写真●Phantom 3とPhantom 4を並べてフライトしてみた様子
写真●Phantom 3とPhantom 4を並べてフライトしてみた様子
撮影:西脇資哲 以下同じ
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 上の写真はPhantom 3とPhantom 4を並べてフライトした様子だ。ドローン下部のカメラやジンバルの構造がシンプルになっていることがわかる。完成度に磨きがかかったといえよう。

 カメラ位置とプロペラ位置の改良によって、ドローンで撮影した映像にプロペラが映り込むことがなくなった。従来のPhantom 3では、ドローンを勢いよく動かすとプロペラが映り込んでしまうことがあった。