今LAN向けの技術で最も注目を集めているのが「マルチギガビットイーサネット技術」だ。既に敷設したケーブルを利用して、2.5G/5Gビット/秒といった1Gビット/秒を超える通信を手軽に導入できる。注目される理由は急速に発展してきた無線LANの高速化を生かせるからだ。
連載
マルチギガビットイーサネット徹底解説
──11acの有線ボトルネックを解消する救世主
目次
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[第3回]接続時に自動で最適速度を判別、距離やノイズ対策に懸念材料
7月に発売したシスコ製品では、NBASE-T規格に準拠した接続ポートは、100M/1G/10Gビット/秒での接続にも対応する。既存のパソコンやサーバー、マルチギガビットに対応していないルーターなど、一般的な装置とも問題なく接続できる。
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[第2回]2つの業界団体が仕様を策定、10Gイーサの技術を取り込んで高速化
2.5G/5GBASE-Tは、IEEEによって「p802.3bz」として、2015年3月に規格策定のタスクフォースが立ち上げられた。現在、2017年1月の仕様策定を目指している。これを待っていては、現在普及が進んでいる802.11acに間に合わないようにも思える。
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[第1回]既設ケーブルで1Gbpsから2.5G/5Gbpsへ、11acのボトルネックを解消
「マルチギガビットイーサネット技術」は2015年の注目技術だ。既設のケーブルを利用して、2.5G/5Gビット/秒といった1Gビット/秒を超える通信を手軽に導入できる。今はまだ、業界団体による仕様しかない状況だが、イーサネットの仕様を定めているIEEEの802.3委員会でも「2.5GBASE-T」「…
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