2016年2月末にスペイン・バルセロナで開催されたモバイル関連の大規模な展示会「Mobile World Congress 2016」。そこではFinTech関連の動向も明らかになった。モバイル決済のトレンドについてレポートする。
連載
MWC2016で見たFinTech、モバイル決済最新事情
目次
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Apple Payの国内投入を前に動き出す次世代決済技術
2014年秋のデビュー以来、既に5カ国でサービスが始まった「Apple Pay」。現在のところ、Apple Payそのものを使った決済の比率はそれほど高くないといえるが、一時期は普及で足踏みが続いていた「NFC」を使った非接触決済の将来に道筋を与えたインパクトは大きく、昨今のモバイルウォレット(M…
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操作の“くせ”で本人確認も、モバイル決済で重要な「安全」「便利」のバランス感覚
モバイル決済において重要な要素は「セキュリティ」と「利便性」。ところが、セキュリティと利便性は相反関係にある。セキュリティを強化すれば利便性が損なわれ、利便性を優先しすぎるとセキュリティホールが生まれる原因となる。つまり、モバイル決済で最も重要なのは両者のバランスだといえる。
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FinTechの「次の波」を生み出すシリコンバレー企業たち
インターネット技術の進展によりボーダレス化が進んだといわれる企業の世界進出だが、いまだ多くの課題を抱えている。筆者が把握しているものの1つに「課金」があり、世界中のユーザーを対象に統一的な課金サービスを用意しようとすると、意外と難易度が高いことが知られている。
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新興国で独自の発展をするモバイル×ITの金融サービス
「デジタルマネー(Digital Money)」というキーワードを聞くとビットコインのような暗号通貨(Cryptocurrency)や、オンラインゲームなどでの取引に用いられる「仮想マネー」のようなものを想像される方も多いかもしれない。だが金融全般に定義を広げてみると、もっと広範囲でデジタルマネー…
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モバイル決済の次の波は「ウエアラブル」
「携帯電話をあらゆる場面で活用し、より生活や仕事を便利にしていきたい」というアイデアは、長らくモバイル業界関係者が描いてきた未来図だった。モバイル端末に決済機能を組み込むというアイデアもその1つ。2016年2月末にスペイン・バルセロナで開催されたモバイル関連の大規模な展示会「Mobile Worl…
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