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そろそろソシャゲの秘密を語ろうか

世永玲生〜「Pokémon GO Plus」のとてつもない課金構造

世永 玲生=GMOインターネット 2016/09/28 ITpro

 世永玲生です。家庭用ゲームの元デザイナーで、現在はスマホゲーム(ソーシャルゲーム)やWebサービスのマーケティングやコンサルティング、サービス分析などをやっています。この連載では主にゲームデザインの観点から、ソシャゲの秘密を語っていきたいと思います。

 さて「Pokémon GO Plus」(ポケモンGOプラス以下、GOプラス)がついに出ましたね。

ポケモンGOプラス
(出所:ポケモン)
[画像のクリックで拡大表示]

 初回出荷分はあっという間に完売し、次回出荷は11月の予定だとか。ネット通販サイトでは最初から転売目的で購入されたと思われる商品が、希望小売価格3500円の数倍の値段で売られている状態です。

 GOプラスは大ヒット中のスマホゲーム「Pokémon GO(ポケモンGO)」と組み合わせて使う周辺機器で、腕などに装着して使うウエラブルなガジェットです。電池駆動でスマートフォン(スマホ)とBluetoothで接続し、ゲームと連動します。

 GOプラスの機能を整理してみましょう。以下の通りです。

  • ポケストップ到達の通知
  • ポケストップからのアイテム取得
  • ポケモン出現の通知
  • ポケモンへのボール投げ、捕獲
  • アプリバックグラウンド時の歩行距離カウント

 念のために説明すると、「ポケストップ」というのはポケモンGOのアイテムを得られる場所です。GOプラスを使うと光と振動で伝えてくれるので、スマホをポケットやカバンの中に入れたままで、腕に付けたポケスポットのボタンを押すだけでアイテムを得たり、移動中に出会ったポケモンを捕まえたりできるわけです。

 つまりGOプラスは「ながらプレイ」のためのガジェットです。基本的には「なんか光ったら(振動したら)ボタンを押す」だけでプレーすることになるからです。

 画面を見ずに、ボタンを押すだけでポケモンを捕まえられる代わりに、捕獲率はさほど高くありません。トレーナーレベル24の筆者の体感ですが、一般的なエリアでは捕獲率は6〜7割、比較的レアなポケモンも出るエリアだと4〜5割になります。これは今後調整などで日々変わっていくことでしょう。

 スマホ画面を見ながらの本来のポケモンGOならそもそもどんなポケモンに出会ったか分かります。それがレアなポケモンなら、近くまで移動したり、ポケモンを捕まえやすくするエサ「ずりのみ」を使ったり、より捕まえる力が強い「スーパーボール」「ハイパーボール」などを選択したり、投げ方を調整して正確に当てたりして捕獲率を高められます。

 しかし、GOプラスではその手の調整は一切出来ません。画面を見ながらポケモンGOをプレーするのに比べると、捕獲率が下がるのは仕方がありません。ボールはモンスターボールだけですし、投げ方も工夫できないし、出会ったポケモンの種類も分かりません。ただし、まだ図鑑登録されていないポケモンに出会うと、通常は緑で光るランプが黄色になるといった機能はあります。

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