ちゅらっぷすの成沢理恵です。今回も「がんばれ森川くん2号」などのユニークなゲームで知られるゲームディレクター兼プランナーの森川幸人氏をゲストに迎え、プロデューサーの仕事について、違った視点を交えて説明していきます。
前回の対談(関連記事: 成沢理恵~「がんばれ森川くん2号」の森川氏と語り合うソシャゲプロデューサーの必要性))では、プロデューサーの必要性をテーマに、主にソーシャルゲーム(ソシャゲ)を作る過程を交えながらお話させて頂きました。
今回のテーマは、ソシャゲの始まりである「アイデア」です。プロデューサーが見てきた「ソシャゲのアイデアが生まれる現場」を森川さんと語り合いました。
そもそも、ゲームはどうやって生まれるのか?どんな環境でアイデアを出しているのか?企画書はどうやって作っているのか?企画書の中身はどんなものなのか?といったお話をお送りしたいと思います。
ゲームのアイデアが生まれる現場。まず、場所について私の場合を話しましょう。
スクウェア・エニックスに在籍していた時代は机の横にコンシューマーゲーム機があって、漫画や雑誌もあって、もちろん手には携帯があってという環境でした。普通にゲームをしたり、漫画を見たりしながら、アイデアをよく考えていました。