「品質を上げよう!」
「コミュニケーションを良くしよう!」
などと、共通の目標を掲げてみんなで対策を練ったりすること、よくありますよね。でもこの時の「品質」って、別の言葉ではどう表現されるのでしょうか? 「コミュニケーション」って、日本語で言うと何と表されるのでしょうか?
このように質問し、その場にいるメンバーの解釈を一人ずつ聞いていくと、これが意外とバラバラ!もう何カ月も一緒に仕事をしているメンバーなのにです。当人たちも、「私たち、こんなに解釈違っていたの!?」と驚きます。
テレビ番組の討論を聞いていても、ツイッターでのすれ違いのやり取りを聞いていても、同じようなことが結構起こっています。
そう、つまり、言葉の定義の違い、解釈の違いですれ違いが起こり、対立していることって意外に多いです。正確にいうと、定義の違い、解釈の違いで対立が起こっていて、本質的な議論にたどりついていないという状況です。
そこで、ある事柄における議論において、重要そうなキーワードが出てきたら、または誰でも知っているようなカタカナ語が頻繁に出てきたら、そしてそのワードを中心にかみ合わない議論が続いたら、
「○○って、別の言葉で表現すると何になりますか?」
「××って、日本で言うとどうなりますか?」
「□□って、具体的にいうとどういう状態をイメージしていますか?」
などと確認してみましょう。
議論のズレの原因がわかり、それ以降の話し合いがスムーズに進むかもしれません。