ちゃんと考えるとは、「正しい(=機能する)プロセスに沿って目的に合った思考スキルを選択し、掘り下げて考える」ということです。この掘り下げて考えるというのが、知的執着心です。掘り下げて考えるのです。

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 では「正しいプロセス」として、「問題解決プロセス」を見ていきましょう。問題解決のプロセスにはいろいろなものがあります。「問題設定→問題把握→目標設定→問題解決→総合評価」とか、プロセス改善の方法論として知られるシックスシグマだと「DMAIC」というのがあります。「Define→Measure→Analyze→Improve→Control」の頭文字をとったものです。マネジメントサイクルとしてよく知られている「PDCA」というのは「Plan→Do→Check→Action」のことです。これもある種の問題解決プロセスだといえますね。私が普段、コンサルティングで実際に使っていて、研修でもみなさんにお伝えしているのは、「問題設定」「現状把握」「原因分析」「解決策の立案」「解決策の評価」「実行計画」「実行」「振り返り」という8ステップからなる問題解決プロセスです。