EdgeやIE以外のWebブラウザーを選ぶ場合、筆頭候補はグーグルが提供する「Chrome」だ。Googleアカウントでログインすることで、ほかのパソコンやスマホ、タブレットのChromeと同期し、ブックマークや履歴を共有できる(図1)。

●スマホとの連携に威力を発揮する
●スマホとの連携に威力を発揮する
図1 「Chrome」の最大の強みは、パソコン、スマホ、タブレットなど複数の機器で同期し、ブックマーク、履歴、タブなどを共有できる点。パソコン同士なら拡張機能やアプリも共有できる
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 Webブラウザーにさまざまな機能を追加できる「拡張機能」が使えることも大きな魅力だ。標準で用意されていない機能でも、対応する拡張機能があれば、自分好みにカスタマイズできる(図2)。なお、拡張機能が使えるWebブラウザーとしてはFirefoxも知られている。Edgeも対応を表明しているが、現時点では用意されていない。

●「拡張機能」で欲しい機能を組み込める
●「拡張機能」で欲しい機能を組み込める
図2 Chromeのもう一つの強みは、豊富な「拡張機能」を使えることだ。拡張機能とは、Chromeの機能を強化したり増やすことができるプログラムで、「Chromeウェブストア」から追加できる
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グーグルのサービスに便利

 Googleアカウントは「Gmail」や「Googleマップ」など、グーグルが提供する人気の高いWebサービスと共通であることのメリットもある。例えば、ブックマークバーの「アプリ」ボタンからWebサービス一覧を表示して素早くアクセスできる(図3)。プライバシー設定などもまとめて管理できるので、グーグルのWebサービスを多用しているユーザーには何かと便利だ。

●各種のGoogleサービスに素早くアクセス
●各種のGoogleサービスに素早くアクセス
図3 Chromeのブックマークバーの左端には「アプリ」ボタンが常設されている。これをクリックすると、一覧から素早く各サービスにアクセスできる
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 Chromeを利用するには、公式サイトからダウンロードしてインストールを実行すればよい(図4、図5)。Windows、MacのOS X、Linux、Android、iPhone/iPadのiOSなど、各種のOSに対応している。

●Chromeをインストールする
●Chromeをインストールする
図4 WebブラウザーでChromeのWebページ(https://www.google.co.jp/chrome/)を表示し、「Chromeをダウンロード」をクリックすれば、インストールファイルのダウンロードが実行される
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図5 ダウンロードした「ChromeSetup.exe」をダブルクリックすれば、インストールが始まる
図5 ダウンロードした「ChromeSetup.exe」をダブルクリックすれば、インストールが始まる
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 スマホやタブレットを含めれば、たいていのパソコンユーザーは、複数の機器を所有している。さまざまなOSで同じように利用できるWebブラウザーであることも、Chromeの大きな強みといえるだろう。