レノボジャパンのノートパソコンには、大きく分類すると「ideapad」「ThinkPad」「Lenovo」「YOGA」の4つのラインアップがある。ここでは、薄型軽量で2in1パソコンのYOGAシリーズに属する「ThinkPad Yoga 260」に着目する。

 ThinkPad Yoga 260の量販店販売モデルは「ファースト・セレクト」が2種類、「カスタム・セレクト」が1種類の合計3種類。モデルによって搭載するCPUと画面の解像度が異なる。

 CPUはCore i3-6100U(2.3GHz)または、Core i5-6200U(2.3GHz、ターボブースト時最大2.8GHz)を搭載する。どちらも開発コード名「Skylake」と呼ばれる第6世代のマイクロアーキテクチャを採用したCPUだ。

 メモリーは全モデルが4GBを搭載する。メモリーはメモリースロットで実装されており、ユーザーが自分でメモリーを交換できるのが今時のパソコンとしては珍しい。メモリーの容量に不満があれば、大容量メモリーを搭載できる直販モデルを購入するか、自分でメモリーを交換しよう。起動ドライブは、Serial ATA接続のSSDで128GBを搭載する。

 液晶ディスプレイはファースト・セレクトが1366×768ドット、カスタム・セレクトは1920×1080ドットを表示できる。ファースト・セレクトは解像度が低く縦が768ドットしかないので、一部のソフトなどで窮屈と感じることもあるだろう。

 解像度が違うと、外形寸法や重量も変わる。ファースト・セレクトの外形寸法は幅309.9mm×奥行き220mm×高さ18.2mm、重量が1.37kgなのに対し、フルHDのカスタム・セレクトは幅309.9mm×奥行き220mm×高さ17.8mmで重さは1.36kg。カスタム・セレクトが0.4mmほど薄く10gほど軽い。

 ファースト・セレクトとカスタム・セレクトの価格差は最大1万5000円。この価格差なら、フルHD画面を搭載するカスタム・セレクトを購入したいところだ。今回は、CPUにCore i5-6200UとフルHD画面を搭載したカスタム・セレクトをレビューした。

ThinkPad Yoga 260は2in1タイプのノートパソコン。タブレットとしても利用できる
ThinkPad Yoga 260は2in1タイプのノートパソコン。タブレットとしても利用できる
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量販店販売モデルの仕様一覧。CPUの種類と画面の解像度が異なる。直販モデルではCPUの種類、SSDやメモリーの容量などを変更できる
量販店販売モデルの仕様一覧。CPUの種類と画面の解像度が異なる。直販モデルではCPUの種類、SSDやメモリーの容量などを変更できる
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背面はThinkPadらしく艶消しの黒色で塗装されており、手触りが良い
背面はThinkPadらしく艶消しの黒色で塗装されており、手触りが良い
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