Windows 7からWindows 10にアップグレードすると、エクスプローラーのメニュー項目が大きく変更されていることに気付くだろう。
これは、Windows 10のエクスプローラーが、「リボン」と呼ばれる新しいユーザーインターフェイスを採用したためだ。「リボン」はMicrosoft Office 2007から採用されたもので、Windows 8から搭載している。Windows 7から10へ移行したユーザーなら、初めて見る方もいるかもしれない。
そこで今回は、新しくなったエクスプローラーの紹介を通して、「リボン」インターフェイスの操作方法を解説する。
Windows 10のエクスプローラー
Windows 10のタスクバーには、Windows 7同様「エクスプローラー」のアイコンがあり、クリックして起動することができる。
ただ、起動したエクスプローラーは、Windows 7のものとはかなり印象が違うことに戸惑ったのではないだろうか。
そもそも「ライブラリ」や「お気に入り」といった、お馴染みの項目が見当たらない上、「クイックアクセス」という見慣れない項目がデフォルトで開くようになっている。この「クイックアクセス」は、Windows 7の「お気に入り」が新しくなったもので、登録せずとも「よく使用するフォルダー」や「最近使用したファイル」を表示してくれる(図1)。
ただし、意図せずアクセスしたフォルダーやファイルが表示されてしまうため、このアクセス履歴を非表示にしたい場合もあるだろう。
そのようなときは、エクスプローラーの「表示」メニューをクリックして新しいインターフェイス「リボン」を表示させて、右端の「オプション」ボタンをクリックする。すると「フォルダーオプション」ダイアログが開くので、「全般」タブの「最近使ったファイルをクイックアクセスに表示する」と「よく使うフォルダーをクイックアクセスに表示する」のチェックを外す。これで、履歴は表示されなくなる(図2)。