Windows 7には「アクションセンター」と呼ばれる機能があり、セキュリティやメンテナンスについて設定したり、関連するメッセージを通知領域に表示することができた。

 ところが、Windows 10では、コントロールパネルから「アクションセンター」の表示はなくなり、通知領域に「旗」のアイコンも見当たらない。

 そこで今回は、新しくなったアクションセンターの画面と、新機能「クイックアクション」の操作方法を解説する。

Windows 10の「セキュリティとメンテナンス」

 Windows 7の「アクションセンター」は、Windowsのセキュリティやメンテナンス情報を、設定したり、ユーザーに公開したりするアプリケーションだ。

 通知領域には「旗」マークのアイコンがあり、クリックもしくは右クリックして「アクションセンターを開く」を選択すると、コントロールパネルのアクションセンターが開くようになっていた。

 ところが、Windows 10のコントールパネルには「アクションセンター」ではなく「セキュリティとメンテナンス」と書かれており、クリックするとWindows 7のアクションセンターとほぼ同じ画面が表示される(図1)。

図1●Windows 10の「セキュリティとメンテナンス」
図1●Windows 10の「セキュリティとメンテナンス」
Windows 10のコントロールパネルに「アクションセンター」はなくなり、同じ場所に「セキュリティとメンテナンス」と書かれている。ただし、クリックすると、Windows 7のアクションセンターとほぼ同じ内容の画面が開く。
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 このように、Windows 7の「アクションセンター」とWindows 10の「セキュリティとメンテナンス」はほぼ同じものだ。では、Windows 10でアクションセンターという名前は消えたのかといえばそうではなく、メッセージ表示と設定のショートカットを表示する、新たなアプリへと生まれ変わっている。