Windowsの「セーフモード」とは、トラブルに対応するための起動モードのことで、正常に起動しなくなった場合でもセーフモードでなら起動できる場合がある。

 セーフモード自体はWindows 10でも利用できるのだが、Windows 7と違い起動時に[F8]キーを押してセーフモードに移行することが(デフォルトだと)できない。

 そこで今回は、Windows 10でセーフモードへ移行する手順を紹介する。

スタートメニューからセーフモードにする

 Windows 10は、Windows 7のように起動時に[F8]キーを押して「詳細ブートオプション」を立ち上げることができない。

 ただし、コマンドの実行により、Windows 10の[F8]キーを有効化することは可能になっている。この手順については後述することにして、まずはWindows 10が起動している状態からセーフモードに移行する方法を紹介しよう。

 Windows 10でセーフモードに移行するには、[Shift]キーを押しながらスタートメニューの「電源」→「再起動」をクリックする。こうして再起動すると、通常の起動ではなく「オプションの選択」画面が表示される(図1)。

図1●「オプションの選択」を起動する
図1●「オプションの選択」を起動する
スタートメニューからセーフモードへ移行するには、[Shift]キーを押しながらスタートメニューの「電源」→「再起動」をクリックする。こうして再起動すると、「オプションの選択」画面が起動する。
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