Windows 7からWindows 10にアップグレードすると、サインイン画面の前に「ロック」画面が表示されるようになる。

 ロック画面とは、タブレットPCなどで不用意なタッチから誤作動を起こさないように用意されたもので、通常のデスクトップやノートパソコンでは、それほど利用価値は高くない。

 そこで今回は、ロック画面を非表示にする手順の他、カスタマイズして画像をスライドショーにしたり、アプリからの通知機能を有効化したりする方法を紹介する。

ロック画面を非表示にする(グループポリシー編)

 ロック画面には、タブレットPCがスリープ状態のとき、不用意にタッチスクリーンに触れてしまい、起動したり誤作動することを防ぐ役割がある(図1)。

図1●Windows 10のロック画面
図1●Windows 10のロック画面
Windows 10では、起動すると「ロック」画面が表示される。タッチスクリーンの場合は画面をスワイプしてロックを解除するが、通常のディスプレイでは、キーボードのキーを押すか、マウスで画面をクリックして解除する。
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 しかし、通常のディスプレイでは「画面に触れて動作を起こす」ということがあり得ないため、ロック画面がなくても困らない。そこでWindows 10には、ロック画面を非表示にする方法が用意されている。

 ただ、Windows 10が「Home」エディションか「Pro/Enterprise」エディションかで、その手順が違うので注意が必要だ。

 まずは、Windows 10 Pro/Enterpriseエディションの「ローカルグループポリシーエディター」を使って、ロック画面を非表示にする方法を紹介しよう。