2013年9月に打ち上げに成功した日本の小型ロケット「イプシロン」。2016年度には打ち上げ能力を向上させた2号機を打ち上げる。このロケットの真髄は、ITをフル活用してコストを劇的に削減したことにある。AIやIoT活用の先行事例とも言える初号機の打ち上げについて、打ち上げ延期を招いたシステムトラブルの経緯や原因も含め全貌を改めて紹介する。