サーバールームなどで、LANケーブルが途中で絡まってしまい、どれとどれがつながっているか一目で見極めが付かない状況になっていることはよくある。間違ったケーブルを抜線すると、トラブルにつながる危険性もあるから慎重にしたい。
こんなとき、本来ならケーブルを辿って、正しいコネクターを探すのが筋。だが、時間がないときなどに使える裏技をキヤノンITソリューションズ ITサービス事業本部IT基盤技術センターIT基盤技術第二部の中島 宏将氏が教えてくれた。
その方法とは片方の手で当たりをつけたLANケーブルの爪を押さえておき、抜線するLANケーブルの反対側をもう片方の手で引っ張るというものだ(図)。
この方法なら、抜こうとしたLANケーブルが正しければコネクター側に張力が伝わるから抜ける。別のコネクターにつながっている場合は爪でロックがかかっているから抜けない。誤ったLANケーブルを抜いて、トラブルを起こすリスクを低減できる。