日経コンピュータが創刊した1981年、コンピュータは人間の仕事のごく一部を肩代わりできるに過ぎなかった。その進化の勢いは、とどまるところを知らず、人間をしのぐ人工知能の実現も、現実味を帯び始める。世界が激変する「シンギュラリティ前夜」の今こそ、人間とコンピュータの在り方を考え直すべきときだ。
連載
シンギュラリティ前夜 AIと共に歩む人類
目次
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自律的に進化を遂げるAI、ネットサービスで見えるその萌芽
人間が手掛けるのではなく、AIがより優れた結果を出せる領域もある。その中で、AIは自律的に進化を遂げる。ITがビジネスそのものであるネットサービスでその萌芽が見える。
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人間とAI、進化の形 AIと共に進み始めた人々の姿
シンギュラリティが本当に到来するかどうかは、まだ分からない。人工知能が人間の知能を超えるのも、早くて数十年後のことだ。しかし人間とAIの関係は、既に猛烈な勢いで変わり始めている。AIと共に進み始めた人々の姿を紹介しよう。
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全人類の脳が6リットルに収まる――進化するハードウエア
脳と同等の情報処理の実現に向け、ハードウエアも進化している。産業技術総合研究所の一杉氏の試算によれば、大脳皮質の性能をコンピュータに置き換えると、おおよそ10ペタFLOPSの計算能力が必要になる。現状では、理化学研究所の「京」のようなスーパーコンピュータ(スパコン)が必要だ
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人に近づき、人を超える シンギュラリティを予感させる研究開発の最前線
AIやスーパーコンピュータの技術革新は目覚ましい。現在進行中の取り組みが実を結べば、人間のような知能を持つコンピュータが2030年頃にも出現するかもしれない。シンギュラリティを予感させる研究開発の最前線を追う。
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人間が人工知能の指示に従って働く――SFの世界が現実に
人間が人工知能の指示に従って働く――。金融、サービス、医療、法律、教育など様々な分野でそんな働き方が当たり前になり始めている。数年前なら「SF」でしかなかった世界を、我々は生きている。
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