Windows 10 Mobileは、従来のWindows Phone 8.1の後継にあたるOSだ。デスクトップ向けのWindows 10をベースにしており、8インチ未満のディスプレイを持つタブレット、スマートフォン向けとなっている。
Windows Phoneは、海外では継続的に搭載端末が販売されていたものの、日本ではOSがアップデートされても端末は発売されないことが多かった。状況が変わったのは2015年6月。マウスコンピューターがWindows Phone 8.1端末「MADOSMA Q501」を発売したのだ。MADOSMAの発表時点でマウスコンピューターは、Windows 10 Mobile対応製品の投入をアナウンスしていた。
その後、日本では各社がWindows 10 Mobile搭載モデルの投入を表明。Windows 10 Mobileの正式提供開始と前後して、MADOSMAのWindows 10 Mobileバージョンだけでなく、FREETELブランド(プラスワン・マーケティング)の「KATANA01」「KATANA02」、ヤマダ電機の「EveryPhone」、トリニティの「NuAns NEO」、サードウェーブデジノスの「Diginnos Mobile DG-W10M」などが発表、発売になった。一方、日本マイクロソフト自身は海外で販売しているWindows 10 Mobile搭載製品を投入していない。