今回紹介する「生活家電」は、最も“迷走”しているカテゴリーといえるかもしれない。「IoT時代の生活家電のあり方」の方向性がまだ定まっていないのだ。
しかし、生活家電の種類によっては、「生活家電+インターネット(スマホ)」による新たな価値が生まれつつある。
[掃除機]遠隔地から掃除開始、見守り可能なモデルも
生活家電の中で最もスマホ対応やネットワーク化が進んでいるのは、「ロボット掃除機」だろう。シャープが2013年12月に発売した「COCOROBO(ココロボ) RX-V200」は、スマホから遠隔操作で掃除の開始や終了の操作ができる(写真1)。さらに本体に搭載しているカメラの映像を外出先から確認する見守り機能や、赤外線によって家中の家電製品を操作する学習リモコン機能なども搭載している(写真2)。