モダンWebは、20年以上続いてきたWebシステムの基本である「管理と処理をサーバーに集中する方式」から、「管理はサーバーに集中、処理はWebブラウザーへ分散する方式」へアーキテクチャーを抜本的に革新する。これから普及が予想される業務システム向けモダンWebについて、5回に分けて解説する。
連載
業務システムを強化するモダンWeb
目次
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[5]モダンWeb導入で考慮すべき3つのポイント
最終回は、これまでの解説でカバーできなかった導入時点で知っておくべき考慮点を扱う。「分散処理モデルのバリエーション」「セッション管理の違い」「分散型ユーザー認証」の3つだ。
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[4]モダンWebのシステムを効率良く作る開発環境
モダンWebでは、Webブラウザーに処理が分散するのに伴い、メインの開発言語がサーバー向けのJava、C#、PHPなどから、ブラウザーで動作するJavaScriptに変わる。つまり、従来と異なる言語、実行環境でアプリの主要部分を開発することになる。開発者にとっては、とても大きな変化だ。
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[3]実際の業務システムをモダンWebでどう作るのか
今回は、モダンWebの分散処理を活用した例として「顧客管理」アプリ(以降は本アプリと呼ぶ)を詳しく説明することで理解を深めてゆく。初めに利用環境や要件、処理の流れなどアプリの全体像を解説したあと、ここで利用するモダンWebの技術、実装された画面と機能の順に解説する。
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[2]サーバーとブラウザーで分散処理するモダンWeb
今回は、モダンWebの根幹である分散処理の仕組みを詳しく解説する。仕組みを知ることで、その稼働環境や制限事項について理解することができ、自社で使えるかどうかの判断材料になるはずだ。
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[1]モダンWebで業務システムは大きく変わる
モダンWebは、20年以上続いてきたWebシステムの基本である「管理と処理をサーバーに集中する方式」から、「管理はサーバーに集中、処理はWebブラウザーへ分散する方式」へアーキテクチャーを抜本的に革新する。これから普及が予想される業務システム向けモダンWebついて、5回に分けて解説する。
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