インターネットに
アクセスできない
クライアントパソコンがインターネットにアクセスできなくなったら、まず正しいネットワーク情報を取得しているかを確認する。そしてインターネットまでの経路の途中で障害が発生していないかを見る。これがセオリーだ。
最初に「ipconfig /all」を実行してネットワーク情報を確認する(図1-2-1①)。誤った情報を取得していた場合、事例1と同じ手順で原因を探る。
正しいネットワーク情報を取得していたら、ping(ピング)コマンドを使ってデフォルトゲートウエイまでの疎通を確認する。デフォルトゲートウエイは、別のネットワークセグメントと通信するときに必ず経由する機器だ。
pingは、疎通を確認する相手をIPアドレスまたはホスト名で指定する。ipconfigの実行結果で得たデフォルトゲートウエイのIPアドレスを使って実行する(同②)。
pingの実行結果から、疎通確認のほか、応答時間(問い合わせから相手の応答が届く時間)が表示される。応答時間が通常時より長いときは、その経路上にトラブルが発生している可能性がある。その確認ができるように、正常時の応答時間を知っておくとよい。