無線LANに接続しない機器も、オフィスの中で電波を発している。快適な無線LAN環境を整えるには、これらにどう対処するかが、大きな課題になる(図5-3)。

図5-3●見落としがちな無線LAN対応機器
図5-3●見落としがちな無線LAN対応機器
今や、オフィスにあるさまざまな機器が無線LANに対応している。LANに接続していなくても電波を発しており、干渉の原因となり得る。これらの機器をどう管理するかも重要だ。
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 「無線LANがつながりにくいというので電波環境を調べたら、プロジェクターに無線でパソコンと接続する機能があり、その電波が干渉していた」(リコージャパンの岡氏)ということもある。最近では小さなラベルプリンターやホワイトボードなどにも、無線機能が付いている。こうした機器は、パソコンなどとアドホックに無線で接続する。使用していないときも電波を発していたりする。

 従業員が持ち込むモバイルルーターやスマートフォンも、大きな干渉源となる。無線キーボードやマウスも同様である。何しろ数が多いうえに、持ち込みや利用の禁止も難しい。こうした機器の無線機能はおおむね2.4GHz帯を使っている。業務用の無線LANは、5GHz帯を中心に利用したい。

▼アドホック
無線LANアクセスポイントなしに、クライアント同士が直接やりとりすること。

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