Excel以外では目立った新機能が少ないOffice 2016だが、使い勝手を向上させる細かな強化ポイントは多数ある。その中から、共通するものを含めて、いくつか紹介しよう。

 まず、「Officeテーマ」にも変更が加えられた。これはソフトそのものの画面デザインを変える機能だ。Office 2013では「白」「薄い灰色」「濃い灰色」の3種類だったが、Office 2016では「カラフル」「濃い灰色」「白」の3種類になった(図1)。

●画面の見た目を変える「Officeテーマ」が変わった
●画面の見た目を変える「Officeテーマ」が変わった
図1 「Officeテーマ」は、ソフトそのものの画面の色合いなどを変えられる機能だ。「ファイル」タブのメニューで「アカウント」を選ぶと設定欄がある。この図では「濃い灰色」にしてみた
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 Office 2016の初期設定は「カラフル」で、リボンのタブなどに色が付き、メニューやボタンは見やすくなったと感じる(図2)。シンプルな「白」にすると、Office 2013の見た目と同じになる(図3)。適宜変更して自分の好きなデザインを選ぼう。メニューなどの色が変わって、気持ちも新たに作業できる。

図2 Officeテーマを「カラフル」に設定。フォントが変わったこともあって、見栄えがかなりモダンな印象を受ける。図はPowerPoint 2016の例
図2 Officeテーマを「カラフル」に設定。フォントが変わったこともあって、見栄えがかなりモダンな印象を受ける。図はPowerPoint 2016の例
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図3 Office 2013までのOfficeテーマは「白」「薄い灰色」「濃い灰色」だった。Office 2016で「白」を選択すると、Office 2013の標準(白)とほぼ同じ見た目になる
図3 Office 2013までのOfficeテーマは「白」「薄い灰色」「濃い灰色」だった。Office 2016で「白」を選択すると、Office 2013の標準(白)とほぼ同じ見た目になる
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