「PowerShell」(パワーシェル)というと、聞いたことあるけど使ったことがない、というユーザーは多いはずだ。難しそうな印象もあるだろう。しかし実は、ネットワークコマンドを実行する際に使う「コマンドプロンプト」と本質的な違いはない。コマンドプロンプトの機能はそのまま使える。さらに加えてWindowsの各種機能をコマンドで実行できるといった、便利な存在だ。スクリプトも簡単に作れる。少しでもWindowsネットワークの管理を任されている人なら、使わなければ損だ。

連載
こんなに便利だ PowerShell
目次
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[第5回]実例紹介3:サイズの大きいフォルダーを検出する
普段使用しているパソコンには様々なアプリケーションがインストールされているはずです。そのアップデートなどによって、大量の一時ファイルが残ってしまい、いつの間にかハードディスクの空き容量が無くなってしまうことがあります。こうした場合に、不要なファイルやフォルダーを削除する必要があります。コンピュータ…
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[第4回]実例紹介2:イベントログに書き込まれたらすぐにメールで送信する
第3回で紹介した2つのスクリプトを組み合わせて、監視業務にすぐにでも使えるスクリプトを仕立てましょう。具体的にはWindowsのイベントログを監視し、その状態変化に応じてメールでシステム管理者に通知するというものです。
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[第3回]実例紹介1:スクリプトを使ってメールを送る/Windowsで発生した「イベント」を取得する
PowerShellを使ってメールを送信する方法を紹介します。メーラーがなくてもメールを送れるほか、ほかのスクリプトと組み合わせて通知を自動送信できます。また、PowerShellでWindowsのシステムイベントを監視するスクリプトを作成する方法を紹介します。
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[第2回]スクリプトの使い方:まずはコンソールで始めよう、デスクトップからも呼び出せる
PowerShellの面白さや便利さは、スクリプトにあります。スクリプトとは、いろいろなコマンドを複数個並べて、単独のコマンドだけではできないような複雑な処理を実現するための手順書です。一種のプログラミング作業で、難しい印象がありますが、やりたい手順がまとまっていれば、それほど難しくありません。
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[第1回]便利ポイント:Windowsの操作ならほぼ何でも自動化できる
Windowsを中心としたシステムを管理したり、操作したりする際に、とても便利なのに意外に使われていない機能が「Windows PowerShell」(以下PowerShell)だ。読者も名前くらいは知っているだろう。PowerShellが使われない最大の理由は、おそらく名前にある。何ができるのか…