Excelで扱えるデータは、大別すると「文字」「数値」「日付」の3種類ある(図1)。セルには、こうしたデータだけを入力するのが基本だ。つまり、数値なら数値のみで、「単位」は入力してはいけない。
図2を見てほしい。B2~B4セルの数値を、B5セルのSUM関数式で合計している。上の表では正しく合計できているが、下の表では結果が「0」となってしまった。原因は、B2~B4セルの数値が「100円」のように単位付きで入力されていること。人間が見れば「100円」は「100という数値+円という単位」と理解できるが、Excelは一部でも文字が含まれていればそのデータを「文字」と見なす。その結果、SUM関数の計算対象から除外してしまうのだ。