ビジネスの現場で最も多く使われているソフトが「Excel」だろう。仕事を速く進められるか、正確な計算や分析ができるか、訴求力のあるプレゼンができるかは、全てExcelの「正しい」使い方にかかってくる。Excel活用の鉄則を解説しよう。

 ビジネスパーソンの必携ソフトといえるExcel。これをうまく使えるかどうかは、仕事を素早く的確にこなすために必須の条件といえる。「Excelの操作が分からず、無駄に残業してしまった……」というのではあまりに非効率だ。データの入力や修正の作業に、「ある人は1日かかってしまったが、Excelに堪能な別の人が行ったら30分で終わってしまった」なんてことはよくある。最低限、Excelの基本的なスキルは身に付けておきたい。

 ただし、「Excelの操作方法を知っている」というだけでは、ビジネスパーソンとして不十分だ。というのも、ビジネスの現場では、「業務に適したExcelの使い方」というものがある。その作法を守らなければ、Excelがかえって業務の弊害になることすらある。

 この特集では、ビジネスにおけるExcelの「正しい」使い方を、基本から再確認していく。業務を効率化するはずの便利なExcelが、かえって効率を下げる“厄介者”とならないよう、上手なExcel活用法を身に付けてほしい。