新しい技術やサービスが次々と生まれてくる。ビジネスやライフスタイルがITで変わっていく。今年はどんな動きに注目すべきなのか。日経BP社が発行するIT分野の雑誌/ニューズレター/Webサイトの編集長が、2016年を展望する。
編集長が展望する2016年
目次
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ロボットに置き換えられない仕事
トヨタ自動車は今年1月に、人工知能技術の研究開発拠点を米国のシリコンバレーに設立した。それに先駆け、リクルートホールディングスがAIのグローバル研究開発拠点をシリコンバレーに作った。ネット企業大手の楽天も人工知能の活用に熱心だ。2016年はこれらの企業の活動内容や成果について、ITproの多くの読…
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クラウド人材不足が深刻化する
2016年4月20日にAWSとAzureの専門ニューズレター「日経クラウドファースト」を創刊するに当たり、クラウドサービスに精通したエンタープライズ分野のアーキテクトや、ITベンダーのマネジャーに日々取材している。
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FinTechが奏でる曲は狂騒曲か協奏曲か
日経BP社は2016年3月22日に日経FinTechを創刊する。FinTech業界を1冊で俯瞰できる300ページ以上の年鑑に加え、4月からは会員限定ウェブサイトや月刊ニューズレターで動きの早い業界の動きをカバーする。四半期に1回、カンファレンスやセミナーも開催する。金融と技術の融合が織りなすFin…
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携帯料金引き下げ議論の余波、2016年は販売代理店が大きな転換点に直面
携帯料金引き下げ議論の余波を受けて、2016年も通信業界の深部に地殻変動をもたらす動きが続く。一連の動きで最も影響を受けるのは携帯電話の販売代理店だ。2016年は販売代理店が大きな転換点に直面するだろう。
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キーワードは「MarTech」、マーケティングの進化をITが切り開く
早速ですが、皆様は「MarTech」という言葉を目にしたことはあるでしょうか。見てのとおり「Marketing」と「Technology」を融合させた造語です。 ITproでは2015年、「FinTech」という言葉が花開きましたが、ITproマーケティングの編集担当として、「2016年には『Ma…
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市場縮小、業界再編――パソコンはどこへ向かうのか?
2015年のパソコン業界には大きなトピックがいくつかあった。一番大きかったのは、Windows 10の登場だろう(図1)。Officeソフトも最新版となるOffice 2016が登場した。インテルが新型CPU、第6世代Coreプロセッサーを投入したことも話題の一つだ。さらに、東芝や富士通がパソコン…
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人気記事から見る「IT導入の関心」~セキュリティとクラウド~
情報システム部門やIT担当者の現在、そして今後の最大の関心は、(1)標的型攻撃やマイナンバー対策を起点とするセキュリティ対策の増強、(2)AWSやAzureなどパブリッククラウドをどう使いこなしていくか、にある――。これが、ITpro Activeの人気記事から見えるはっきりした傾向である。
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プログラミングの知識は、国民的なITリテラシーに
今年、日経ソフトウエアでは、プログラミングの入門講座を開催します。なぜこれらの入門講座を開催することになったのかというと、「ちょっとしたコード程度は読解できる能力が、2016年以降の国民的なITリテラシーになっていくのではないか」という思いがあったからです。
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業務でも個人でもLinux/OSSの利用が加速
2016年はLinuxやOSS(オープンソースソフトウエア)の存在感がますます大きくなりそうだ。企業システムのインフラにおいては「OpenStack」や「Docker」などの基盤ソフトやツールが注目を浴び、OSSは技術の最先端を切り開く存在となっている。また、個人利用や教育の分野でも「Raspbe…
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必須スキルは「セキュリティ」「モバイル」「IoT」「SDN」
企業や組織のネットワークを取り巻く環境はおおきく変化している。ひと言でいえば、企業や組織のネットワークは多様化、複雑化の一途だ。ネットワークの構築・運用を手掛ける技術者には2016年、より広範囲にわたって高度な知識やスキルが求められる。その中で、筆者が2016年に注目するネットワーク関連のキーワード…
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ITエンジニアは正解がないシステム作りが求められるようになる
近年、ITを活用する場が、企業内の業務効率化から、企業外部に向いたサービスや新事業へと大きくシフトしている。スマートフォンや近接無線通信技術を使って顧客に直接マーケティング活動を行うオムニチャネル(O2O)などはその代表格だ。O2Oだけでなく、オンラインを通じた各種サービスが続々と立ち上がってきて…
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“データの嘘”を見破る力を
「AI(人工知能)で業務の自動化を進めたい」「“ワトソン君”に興味がありますね」。2015年は、大手企業の経営トップからこんな言葉をを聞くことが多い年だった。ITやデータを積極活用したビジネスモデルや業務プロセスの刷新が、重要な経営課題となりつつあることを実感した
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ローカル局/ケーブルテレビが「地域の元気」に果たす役割
日経ニューメディア編集長が展望する2016年
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携帯料金値下げで始まる多様化の時代
携帯料金が安くなる――こう期待して2016年を迎えた方は少なくないはずだ。安倍晋三首相の指示で始まった携帯電話の料金引き下げ議論は2015年12月18日に決着がついた。高市早苗総務大臣による直々の是正を受け、NTTドコモをはじめとする携帯大手3社は「自主的な取り組み」によって、2016年1月下旬に…
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ITは破壊的に
2016年は破壊的ITが広がる。どれだけの速さで広がるかは断言できないが、動きは不可逆なもので逆らうことはできない。
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