英ARMは、2015年11月10日、米国サンタクララ市で開発者向けのイベント「TechCon 2015」を開催した。この特集では、ARMの製品発表などを基に2016年以降のスマートフォンやタブレット、あるいはIoTの動向などを見ていくことにする。
連載
スマートフォンやIoTはどうなる?2016年のARMプロセッサ
目次
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スマホ/IoT動向を読み解くために知る、ARMのビジネスとプロセッサの基本
今回は、ARMのビジネスについて解説する。ARMはCPUのアーキテクチャーを定義し、その具体的な実装設計を行い、これらを半導体メーカーにライセンスするビジネス形態を取る。ARM自身は、具体的な半導体製品は製造せず、あくまでも半導体メーカーが自社製品に使うプロセッサコアや関連技術をライセンスするだけ…
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スマートフォン向けプロセッサの現状とARM 2016年はどう変わる
ARMのプロセッサは、現在、性能を重視するbigコア用、消費電力を重視するLITTLEコア用の2種類がある。それぞれ単独で動作できるプロセッサだが、ハイエンドのシステムでbigコアとLITTLEコアを組み合わせ、ピーク性能を高くしたまま、平均的な消費電力を抑える「big.LITTLE」構成を使うこ…
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1ドル以下の組み込みプロセッサにもセキュリティ機能が入る
「TechCon 2015」の一番のテーマはARMv8-Mの発表だっだ。2014年のTechConでは、IoT向けの「mbed OS」を発表した。ARMは、スマートフォンなどで利用されるアプリケーションプロセッサの次の「柱」をIoTに定め準備を進めつつある。
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低価格帯スマホも64ビットに、IoT向けはセキュリティ強化
英ARMは2015年11月10日、米国サンタクララ市で開発者向けのイベント「TechCon 2015」を開催した。同イベントでは、新しいアプリケーションプロセッサのCortex-A35や、IoT向けの新アーキテクチャーとなるARMv8-Mなどが発表された。
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2016年の低価格スマホが搭載する、64ビットプロセッサCortex-A35
スマートフォン市場で成長率が高いのは新興国。その中では、低価格スマートフォンの伸びが著しい。そこに向けてARMが投入するのが新たに発表した64ビットプロセッサ、Cortex-A35だ。
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