「CIO」と「Computerworld」は、海外発のIT関連ニュースを発信するサイトだ。2015年に読者の関心が高かった記事は、米アップルの新製品やPCの新技術に関する記事だった。
1位になったのは、1月に掲載した「Apple、12インチの新型MacBook Airを発売か」。12インチサイズの高解像度ディスプレイを搭載し、従来よりも薄型、軽量のMacBook Airの登場を予測した記事だ。製品は3月に発表され、本文でも言及したUSBの新型コネクタ「Type-C」1つのみを搭載したことで話題になった。
2位、3位は「次世代SSDの接続規格「NVMe」とは」の前編、後編が揃ってランクインした。NVMeは、従来のPCで採用されてきたSATA(Serial ATA)を上回るデータ転送速度を実現する規格だ。記事を掲載した4月以降、NVMe規格対応のSSD製品が相次いで登場し、秋にはモバイル向けのM.2スロットに対応した製品も登場したこともあり、この2本の記事は年間を通してランキング上位の常連だった。
7月にリリースされたWindows 10関連の記事もランクインしている。ただし、記事内容は新OSに対する期待とは程遠いもの。5位の「アップグレードしたWindows 10をWin 7/8.1に戻すワザ」、10位「Windows 10へのアップグレードを待つべき理由」が上位に来た背景に、Windows 10への移行がなかなか進まない現状を垣間見ることができる。
7位の「IE利用者の半数以上、サポート終了まであと10カ月のバージョンを使用」は、今こそ読んでほしい記事だ。タイトルの「サポート終了まであと10カ月」の期限は年明け早々の2016年1月12日。もう間近に迫っている。記事を読んで、お使いのPCのブラウザ環境を確認してほしい。