今回紹介するSIMフリースマートフォンは、モトローラ・モビリティの「Moto X4」だ。Android 7.1を搭載し、CPUはSnapdragon 630(2.2GHz、8コア)、RAMは4GBという、ハイミドルモデル。Motoシリーズは「Moto Mods」という別売モジュールを装着して機能を拡張できる「Moto Z」シリーズと、コストパフォーマンスを重視した「Moto G」シリーズを展開しているが、「Moto X4」はその中間に位置づけられる。1200万画素のデュアルカメラを搭載し、「かっこいい」というより「きれい」と声を上げたくなるデザインが特徴だ。実勢価格は5万8000円程度で、SIMフリースマホの中ではやや高額といえるだろう。
活用の幅が広いデュアルカメラ
Moto X4の最大のセールスポイントはデュアルカメラだ。10月に発売されたMoto G5Sにも1300万画素×2のデュアルカメラが搭載されていたが、X4では、機能面でさらなる進化を遂げている。
まず、背面カメラのスペックを確認しておこう。デュアルカメラは、レンズのF値が2.0でセンサーが1200万画素のデュアルピクセルオートフォーカスカメラと、F値が2.2で800万画素の広角カメラで構成されている。
普段使いの「写真」モードで適用されるのは、デュアルピクセルオートフォーカスカメラで、オートフォーカスが速く、暗い場所でも明るく撮れる。