モトローラ・モビリティ・ジャパンが7月に発売したSIMフリースマートフォン「Moto G4 Plus」が人気を集めている。モトローラがグローバルで展開する「Moto G」シリーズの最新モデルで、日本市場向けには「SIMフリー市場への本格参入第1弾」として力を入れている。ハイミドルクラスに位置付けられるモデルだが、特に注目を集めているのが、2枚のSIMを搭載できて、同時に待ち受けられるという「DSDS」機能だ。使い勝手を試してみた。

5.5インチのフルHDディスプレイを搭載
5.5インチのフルHDディスプレイを搭載
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背面にモトローラのロゴをデザイン
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5.5インチ大画面を搭載したハイミドルモデル

 Moto G4 PlusのOSはAndroid 6.0。CPUは1.5GHzのオクタコア、メモリーは3GB、ストレージは32GBという構成。5.5インチのフルHDディスプレイを搭載し、指紋センサーも備える。ハイエンドに近いミドルレンジ、つまり「ハイミドル」に位置付けられるモデルだ。

 アプリの起動や、ブラウザーをスクロースしたときの反応など、動作性は悪くない。ジャイロセンサーを搭載しているので、「ポケモンGO」もフルサービスで遊べる。ただし、筆者が現在使っているHUAWEI P9(最大2.5GHzのオクタコアCPUを搭載)と使い比べると、「ポケモンGO」での位置情報取得が若干遅く、位置表示がずれたりすることもあった。というわけで、通信を伴うゲームや動画編集など、負荷のかかる使い方においては、ハイエンド機に見劣りすることがあるかもしれない。しかし、Webやメールなど日常的な操作では、ハイエンド並みと考えてよさそうだ。

画面の視認性は良好。「ポケモンGO」も快適に楽しめる
画面の視認性は良好。「ポケモンGO」も快適に楽しめる
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