今回紹介するSIMフリースマートフォンは、モトローラ・モビリティ製の「Moto Z2 Play」だ。「Moto Z」シリーズは、同社のフラッグシップに位置付けられるモデル。「Moto Mods」という別売のモジュールを装着して、機能を拡張できることがセールスポイントだ。
日本では、2016年10月に「Moto Z」と「Moto Z Play」が発売された。発売当時、税別の実勢価格は、Moto Zが8万5800円、Moto Z Playが5万3800円と比較的高価だったが、国内での説明会などでは「売れ行きは好調で、他国と比べてMoto Modsを購入する人も多かった」と聞く。
Moto Z2 Playは、Moto Z Playの仕様・機能をアップデートした後継モデルに当たる。CPUは2GHz動作の8コアを2.2GHz動作に、メモリー(RAM)は3GBから4GBへと、基本スペックを向上させつつ、発売時の税別実勢価格は5万3800円とほぼ据え置かれている。
前モデルよりも1mm薄くなり、Moto Modsとの親和性が向上
Moto Z2 Playのサイズは幅76.2×高さ156.2×奥行き5.99mmで、質量は145gだ。前モデルは厚さが6.99mmで、質量が165gだったので、「1mm薄くなり、20g軽くなった」わけだ。数値だけを見ると、さほど大きな差に感じないかもしれないが、実際に手に持つと、新モデルのほうが圧倒的に薄く感じられる。
昨年、Moto Z/Z Playが発売された際には、Moto Zの厚さが5.2mmだったこともあり、Moto Z Playが数値以上に分厚く感じた人が多かったと思う。Moto Zシリーズは、Moto Modsと組み合わせて本領を発揮する端末なので、本体は薄いほうが有利であることは言うまでもない。