今回紹介するのは、Windows 10 Mobileを搭載するSIMロックフリーのスマートフォン「NuAns NEO」だ。昨年の秋以降、Windows 10 Mobileを搭載するスマホが複数機種発売されているが、このNuAns NEOは、トリニティというスマホの周辺機器を取り扱うメーカーが開発・製造したもので、斬新なデザインが注目を集めている。筆者は、実際に購入したので、率直な使用感を中心にレビューしたいと思う。

心地よい手触りの背面カバー

 NuAns NEOは「コア」と呼ばれる本体と、本体に取り付ける「カバー」を別々に購入する。カバーには、素材や色が異なる2枚の背面パネルを組み合わせる「TWOTONE」と、画面を覆うフリップカバー付きの「FLIP」がある。それぞれ8種類の色・素材があり、TWOTONEの組み合わせは全64種類から選べる。

直販のオンラインストアでカバーの組み合わせを選んで注文可能。アテックス、三越伊勢丹、U-NEXTストアなどでも取り扱っている。
直販のオンラインストアでカバーの組み合わせを選んで注文可能。アテックス、三越伊勢丹、U-NEXTストアなどでも取り扱っている。
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 TWOTONEのカバーは、日本製で、「テナージュ」という天然木材シート、東レ製の「ウルトラスエード」、クラレ製の「クラリーノ」を用いたものから選べる。筆者は、上部にグレイの「ウルトラスエード」、下部に天然木材シートという組み合わせで購入したのだが、それを決めるまでに、かなり悩んだ。「楽しく悩んだ」と言ってもいい。iPhoneやAndroidのスマホは、カラバリを選べるとしても、せいぜい3~4色だ。個性を主張するには、別途ケースを購入する必要がある。NuAns NEOは、市販のケースでカスタマイズするのではなく、購入する段階で、自分が好きなデザインを選べる仕組み。直販のオンラインストア(http://www.nuansstore.jp)で注文できる。洋服に例えると、「セミオーダー」「イージーオーダー」といった感覚だ。

本体とカバーはこのようなパッケージで届く。
本体とカバーはこのようなパッケージで届く。
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コアにカバーを取り付けると、使える状態になる。
コアにカバーを取り付けると、使える状態になる。
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