今回紹介するSIMフリースマートフォンは、オンキヨーの「GRANBEAT DP-CMX1」だ。同社のハイレゾ対応のデジタルオーディオプレーヤー「DP-X1A」をベースとするスマートフォンで、スマートフォン用の回路基板とは別に、オーディオ専用の基板を搭載していることが特徴である。

 ハイレゾ音源の再生に対応するスマートフォンは多数発売されているが、音質に対する評価はまちまちで、「なんちゃってハイレゾ」と揶揄される製品もある。その一方で、スマートフォンで聴く音楽は「そこそこの音質で十分」と考える人も少なくないようだ。

 そんな中、「極上のハイレゾ体験を、人々の日常に」という発想で開発されたのが、このGRANBEATだ。税別の実勢価格は約8万4000円で、Androidスマートフォンとしては高額だ。デジタルオーディオプレーヤーとしても割高に感じる。費用対効果、実際の満足度はどうなのか? メーカーから借りた製品を1週間ほど使ってみた。

最大11.2MHzまでのDSD、最大384KHz/24ビットのFLAC、ALAC、WAV、AIFFなど、幅広いフォーマットに対応
最大11.2MHzまでのDSD、最大384KHz/24ビットのFLAC、ALAC、WAV、AIFFなど、幅広いフォーマットに対応
(撮影:村元 正剛、以下同じ)
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5インチのフルHDディスプレイを搭載。耐傷性に優れたゴリラガラスで保護されている
5インチのフルHDディスプレイを搭載。耐傷性に優れたゴリラガラスで保護されている
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背面には16メガピクセルカメラを搭載
背面には16メガピクセルカメラを搭載
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