今回紹介するSIMフリー端末は、スマホではなくケータイだ。
ここ数年、大手キャリアはiモード、EZwebなど、独自のインターネットサービスに対応させた “ガラケー” ではなく、AndroidをベースとするOSを搭載する、新しいタイプのケータイを発売している。au(KDDI)はそれを、ガラケーとスマホを組み合わせたものとして「ガラホ」と呼び、スマホ的な機能も備えている。NTTドコモとソフトバンクは、従来のケータイと同じように使える端末としてリリースしている、と言っていいだろう。
シャープが開発・発売する「AQUOSケータイ SH-N01」は、NTTドコモのLTE回線に対応し、高音質通話のVoLTE(Voice over LTE)にも対応。またWi-Fiをサポートしており、テザリングも利用できる。パソコン向けのWebサイトを閲覧可能で、ダイヤルキー部分をなぞって画面をスクロールするといった操作もできる。ただしGoogle Playには対応しておらず、アプリをインストールすることはできない。
SH-N01は、MVNOでのセット販売を主とする端末だ。楽天モバイルでは2万4800円、IIJmioでは2万5800円、イオンモバイルでは2万7800円で購入できる。量販店で端末だけを購入する場合は、3万2790円となっている(価格はいずれも税別)。