今回紹介するのは、ZTEジャパンが販売するSIMロックフリーのAndroidスマートフォン「AXON mini」だ。同社は、従来からSIMフリー市場に積極的で、NTTレゾナントと組んで発売した「gooのスマホ」やBladeシリーズなど、ミドルレンジのSIMフリー端末を中心にリリースしてきた。AXON miniは、1.5GHzのオクタコアCPUや5.2型のフルHDディスプレイを搭載するハイエンドモデル。OSはAndroid 5.1だ。このAXON miniの発売に際し、メディア向けの発表会を開催するなど、“本気”が感じられるモデルだ。販売価格は3万9800円(税抜)。2015年12月25日に販売が始まった。1週間ほど使って、その実力をチェックしてみた。

大画面ながら持ちやすく、メタルボディの質感も上々

 AXON miniは、5.2型のフルHDディスプレイを搭載している。有機ELを採用し、鮮明な画質で、視野角も広い。「mini」とは言いつつ「大画面」と呼んでも差し支えない画面サイズだが、左右のベゼルを細くすることで、横幅は約70mmに抑えられている。背面パネルに緩やかなカーブを施し、サイドの最薄部は4.5mm程度(筆者の計測値/スペック値は約7.9mm)。画面サイズのわりにはスリムでコンパクトな印象だ。

5.2型のフルHDディスプレイを搭載。
5.2型のフルHDディスプレイを搭載。
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背面パネルはフルメタル仕様。指紋センサーも備えている。
背面パネルはフルメタル仕様。指紋センサーも備えている。
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