今回紹介するSIMフリースマートフォンは、ファーウェイ製の「HUAWEI Mate 10 Pro」。AI(人工知能)関連の処理に特化したプロセッサを搭載していることで、世界的に注目を集めるモデルだ。
ファーウェイは日本向けに「nova」シリーズ、「P」シリーズ、「Mate」シリーズ、さらにオンライン販売専門の「honor」シリーズを展開している。その中で、PシリーズとMateシリーズのハイエンドモデルをフラッグシップとしている。Mateシリーズは主にビジネスパーソンに向けたモデルで、Mate 10 Proは最上位モデルに当たる。
税別の実勢価格は8万9800円。SIMフリースマホの中では群を抜く高さだが、MVNO事業者からSIMとセットで購入する場合は条件付きで割引が適用されることもある。ちなみに筆者は、OCNモバイルONEの音声SIMとのセットで6万9800円(税別)で購入した。
縦長ディスプレーを搭載し、本体の質感もグレードアップ
HUAWEI Mate 10 Proは約6.0インチのOLED(有機EL)ディスプレーを搭載している。画面の縦横比は18:9で、解像度は2160×1080ドット。フルHD(1920×1080ドット)の画面の上下を伸ばした状態をイメージしてもらうと分かりやすいだろう。
サイズは幅74.5×奥行き154.2×高さ7.9mmで、重さは約178g。5インチ台のスマホを使っていた人が手にするとゴツいと感じるかもしれないが、普段から色々なスマホに触れる機会がある筆者としては「大画面のわりには細い」という印象だ。ちなみに5.8インチ画面のiPhone Xの横幅が70.9mmで、5.5インチ画面のiPhone 8 Plusの横幅が78.1mm。両者の中間くらいのサイズになる。
背面はダブルレンズカメラと指紋センサーを配置したデザイン。背面パネルは、ガラスを用いた鏡面仕上げで、エッジ部には曲面処理を施してある。手に馴染みやすく、ひんやりとした手触りだ。個人的にファーウェイ製スマホのデザインは好きなのだが、今回のMate 10 Proは、さらに質感をグレードアップさせて、より“大人向け”に仕上がっているように感じた。