企業情報システムの真実を伝えてきた日経コンピュータは2015年11月26日号で創刊900号を迎えた。900号を記念し、「『うっかりミス』は無くせる」、「プロジェクト実態調査800社」など過去の選り抜き企画の紹介を交えながらITの現状と将来を占う。
日経コンピュータ創刊900号記念、ITの過去、現在、未来
目次
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[プロジェクト実態調査800社 7][契約]上流工程でも多い「請負」
コストと納期、品質の3ポイントで、システム開発プロジェクトの成否を調査した、日経コンピュータによる2008年調査の結果を再掲する。7回目は契約についての分析だ。プロジェクトの成否との因果関係は断言できないが、ベンダー依存の傾向が見て取れる。
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[プロジェクト実態調査800社 6][品質]満足なシステムは半数
コストと納期、品質の3ポイントで、システム開発プロジェクトの成否を調査した、日経コンピュータによる2008年調査の結果を再掲する。6回目は品質についての分析だ。要件定義とテストという二つの山が成功の前に立ちはだかる。
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[情報システム責任者の過去、現在、未来 2]2050年の情報システム部門 「つなぐ」役割は必ず残る
2050年にビジネスとIT(情報技術)の姿がどうなっているか想像してみよう。ビジネスもITもそれらの担い手も大きく変わっているに違いない。それでも組織と人を情報でつなぐ役割は必要で、システム部門は残る。今日の仕事が将来に影響を与える。ソフトウエアの寿命は案外長いからだ。
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[プロジェクト実態調査800社 5][納期]大規模ほどブレ幅広がる
コストと納期、品質の3ポイントで、システム開発プロジェクトの成否を調査した、日経コンピュータによる2008年調査の結果を再掲する。5回目は納期についての分析になる。ひとたび遅れると大規模案件ほど遅延が大きくなりがちな傾向は変わらない。
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[情報システム責任者の過去、現在、未来 1]1981年から変わらず続く システム部門への理解不足
情報システム部門と周囲との関係は日経コンピュータ創刊の年、1981年以降、変わっていない。情報システム責任者は経営者をはじめ周囲の理解不足に不満を抱く。経営者、事業部門や現場、IT(情報技術)企業はシステム部門に不満を抱く。銀の弾丸は存在しない。
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[プロジェクト実態調査800社 4][コスト]超過しても1.5倍まで
コストと納期、品質の3ポイントで、システム開発プロジェクトの成否を調査した、日経コンピュータによる2008年調査の結果を再掲する。4回目は予算超過についての分析になる。成功のカギは設計工程にある。
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[「うっかり」ミスは無くせる 4]5人の識者が語る「うっかり」防止の心構え
2008年の公開時に大きな話題を呼んだ「うっかりミス」についての特集の4回目を掲載する。未知の失敗はない、個人攻撃のわな、組織と環境で個人を補う、投資を惜しまず対策を、訓練が役に立つ、という識者の提言は今も重要だ。
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[プロジェクト実態調査800社 3]費用追加が増え,品質は向上
コストと納期、品質の3ポイントで、システム開発プロジェクトの成否を調査した、日経コンピュータによる2008年調査の結果を再掲する。3回目は、2003年調査と比較した差分だ。予算超過プロジェクトは増えたが、品質管理は向上した。人手不足が言われる今、管理手法は正しく守られているのだろうか。
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[「うっかり」ミスは無くせる 3]叱るより真因を追究、対策べからず集
2008年の公開時に大きな話題を呼んだ「うっかりミス」についての特集の3回目を掲載する。今回はうっかりミスをなくすための効果的な対策を紹介した部分だ。
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[プロジェクト実態調査800社 2]成功の決め手は「定量管理」
コストと納期、品質の3ポイントで、システム開発プロジェクトの成否を調査した、日経コンピュータによる2008年調査は、、定量管理の有無がプロジェクト成功率が大きく影響することを、調査結果から定量的に示した。
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[「うっかり」ミスは無くせる 2]7割が「うっかり」に直面
掲載号の要約部分にある「システムの操作ミスやパラメータ設定の誤りといった『うっかりミス』に直面した経験があるIT技術者は7割に達する――」という事実が持つ意味は重い。
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[プロジェクト実態調査800社 1]測る企業は成功率が2倍に
「システム開発は簡単には成功しない」と言われる。現実にはどうなのか。コストと納期、品質の3ポイントで、システム開発プロジェクトの成否を調査したのが、日経コンピュータが2003年と2008年の2度にわたって実施したプロジェクト実態調査だ。いずれも大きな話題を呼んだ。2008年調査の結果を再掲する。
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[「うっかり」ミスは無くせる 1]トラブル原因の半分が「うっかり」
本特集は、2008年の公開時に大きな話題を呼んだ。「うっかりミス」はシステムトラブルが生まれる大きな要因の一つだが、今も解決できていない。
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日経コンピュータ900号の歴史、EDP人からシンギュラリティ前夜へ
日経コンピュータは2015年11月26日号で創刊900号を迎えた。1981年10月の創刊から34年が経つ。今週から、過去の日経コンピュータを振り返りながら、ITの現在と将来を占っていきたい。
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