液晶が回転し、ノートパソコンとタブレットのどちらの形状にもなる。2in1と呼ばれるのも、主にこのタイプだ。機構の都合で高価だったが最近は手ごろな価格の製品が増えている。

コンパクトな2in1、割安なのが魅力

TransBook Flip TP200SA(ASUS JAPAN


■実勢価格 約5万5000円 ■発売時期 9月19日■CPU:Celeron N3050(1.6GHz) ■容量:メモリー2GB/eMMC64GB ■光学ドライブ:なし ■無線LAN:11a/b/g/n/ac ■本体色:青
■実勢価格 約5万5000円 ■発売時期 9月19日■CPU:Celeron N3050(1.6GHz) ■容量:メモリー2GB/eMMC64GB ■光学ドライブ:なし ■無線LAN:11a/b/g/n/ac ■本体色:青
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 ASUSらしい、手ごろな価格の2in1モデルが登場。液晶が360度回転してタブレットとしても使える。持ち歩きにも余裕の1.2kgと軽量なモデルだが、手に持って電子書籍を読むには重い。膝やテーブルの上に置いて、利用するのが中心になるだろう。また、キーボードを下面に向けて机上に置けば、外出先で動画などを見るのに向いているし、タッチ操作でWebをチェックするのも快適だ。Windows 10は、液晶を回転すると自動でタブレットモードへと切り替わる。

 本体の天板は縦のヘアライン仕上げになっており、写真で見るよりも高級感がある。価格を考えれば作りは文句なしで、愛着を持って使えるはず。落ち着いた色合いは仕事用にも向いている。

●美しい天板のデザイン
●美しい天板のデザイン
縦のヘアライン仕上げは質感も良い
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 液晶は、視野角の広いIPSを採用しているのもポイントだ。解像度は1366×768ドットで、この価格帯では一般的。とはいえ、そもそも画面サイズが小さいので文字はむしろ細かく感じる。

液晶を回転すればちょっと大きめのタブレットとして使える
液晶を回転すればちょっと大きめのタブレットとして使える
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 本体がコンパクトなので、キーボードもやや窮屈だが、ストロークが1.6mmと深いのでなかなか打ちやすく、十分に合格だ。

 拡張性はさほど高くないが、本体サイズを考えれば妥当だろう。3つ搭載するUSB端子のうち1つがUSB Type-Cなのが特徴だが、電源の端子は別途独自の方式を採用している点がやや残念だ。

これから対応する機器が増えてくるUSB Type-Cを1つ搭載する
これから対応する機器が増えてくるUSB Type-Cを1つ搭載する
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●USB Type-C対応だが旧来の端子は少ない
●USB Type-C対応だが旧来の端子は少ない
USB端子を3つ搭載し、うち1つがUSB Type-Cになる。アナログRGBや有線LAN端子がないので仕事での利用には制約も
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