バッテリー駆動時間を延ばす策としてよくあるのは、ディスプレイの明るさを抑えたり、プロセッサ(CPU)の最大動作周波数を下げたりするなどだ。Windows 10 でも、従来通りコントロールパネルの「電源オプション」にそうした項目がまとめられている。

 さらにWindows 10では、「設定」でも、細かく調整するための手段が用意されている。例えば、定期的に情報を得るためにスリープ中でも無線LAN を有効にするか、バックグラウンドでのアプリの動作を許可するか、「節約機能」を有効にするタイミングはいつか、などがある。

 なお、これらの省電力関連の設定項目とその初期値は、製品によって異なる。ここで紹介した項目がないPC、逆にここにない項目があるPC もある。

タスクバーにあるバッテリーのアイコンを押すと上のような画面が出る。ちなみに右クリックでは「画面の明るさの調整」「電源オプション」「Windowsモビリティセンター」の選択肢が出る。前の2つは同じ画面が呼び出される
タスクバーにあるバッテリーのアイコンを押すと上のような画面が出る。ちなみに右クリックでは「画面の明るさの調整」「電源オプション」「Windowsモビリティセンター」の選択肢が出る。前の2つは同じ画面が呼び出される
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Windows 10では「設定」→「システム」に「バッテリーの節約機能」がある。バッテリー駆動時の動作の分析や、節約するための細かな機能のオン/オフをする
Windows 10では「設定」→「システム」に「バッテリーの節約機能」がある。バッテリー駆動時の動作の分析や、節約するための細かな機能のオン/オフをする
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「バッテリーの使用状況」を押すと、バッテリー駆動時にどのアプリがどれだけ使っているかが示される。期間は「24 時間」「48 時間」「1 週間」などと選択可能だ
「バッテリーの使用状況」を押すと、バッテリー駆動時にどのアプリがどれだけ使っているかが示される。期間は「24 時間」「48 時間」「1 週間」などと選択可能だ
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「電源とスリープの設定」を選ぶと、「設定」→「システム」にある「電源とスリープ」が呼び出される。バッテリー駆動時とコンセントからの電力供給で動作しているときの画面を消す時間、スリープに入る時間を設定できる。スリープ中に無線LANを使うかも切り替えられる
「電源とスリープの設定」を選ぶと、「設定」→「システム」にある「電源とスリープ」が呼び出される。バッテリー駆動時とコンセントからの電力供給で動作しているときの画面を消す時間、スリープに入る時間を設定できる。スリープ中に無線LANを使うかも切り替えられる
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「バックグラウンドアプリの設定を変更する」を押すと、各アプリのバックグラウンド実行のオン/オフを切り替える画面になる。基本的にはオンになっている。極力動作をさせたくないならオンにするアプリを最小限にしておく
「バックグラウンドアプリの設定を変更する」を押すと、各アプリのバックグラウンド実行のオン/オフを切り替える画面になる。基本的にはオンになっている。極力動作をさせたくないならオンにするアプリを最小限にしておく
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「バッテリーセーバー設定の変更」とあるが、これは「バッテリー節約機能の設定」と同じ。節約機能を自動で有効にするタイミングや明るさの設定、常時バックグラウンド動作を有効にするアプリの指定ができる
「バッテリーセーバー設定の変更」とあるが、これは「バッテリー節約機能の設定」と同じ。節約機能を自動で有効にするタイミングや明るさの設定、常時バックグラウンド動作を有効にするアプリの指定ができる
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*掲載した画面は、Windows 10 HomeまたはWindows 10 Proのものです。画面や動作は、2015年7月末に公開された初期の製品版(ビルド10240)、11月上旬に公開されたアップデート版(ビルド10586)、およびその中間で公開されたInsider Preview版のビルドで確認しています。 ハードウエア構成やPCに接続している機器によって、Windowsのエディションやバージョン(ビルド)が同じでも、異なる画面や操作になることがあります。 Windows 10のアップデートにより、画面や操作が変わる、使えていた機能が使えなくなる、あるいは挙動が変更されるなどの可能性があります。