Windows 10 には2 つの防御機能がある。「Windows Defender」と「Windows ファイアウォール」だ。これは従来のWindows にも搭載されていた機能であり、標準で有効になっている。

 通常は、「リアルタイム保護」が有効になっているので、Windows Defender の存在を意識する必要はない。Windowsファイアウォールも普段は「影」の存在だ。新しいアプリをインストールして、それが初めてインターネットへ接続しようとしたときなどに、接続を許可するか否かのメッセージが出る。これも特別な理由がない限り、有効したままでよい。

ファイルの右クリックメニューで「Windows Defenderでスキャンしています」を選択すると、Windows Defenderが起動してチェックが始まる。ただし、「リアルタイム保護」として常時監視しているので、あえて手動でスキャンする必要はない
ファイルの右クリックメニューで「Windows Defenderでスキャンしています」を選択すると、Windows Defenderが起動してチェックが始まる。ただし、「リアルタイム保護」として常時監視しているので、あえて手動でスキャンする必要はない
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 Windowsファイアウォールにはより詳細な設定が可能な「セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール」もある。この「強化版」では、プログラムやポートについてどういった通信を許可するかなどを細かく「ルール」として定められる。