標準状態のWindows 10 では、様々な形で外部(マイクロソフト)へ情報を送信する設定になっている。ここでいう「情報」とは、氏名、住所、電話番号、電子メールアドレスといった、個人を特定する狭義の個人情報ではなく、WebブラウザーやアプリがアクセスしたURL、入力した文字列、音声データ、位置情報など、「ユーザーがPCを使う際に入力した様々な情報」という意味だ。

 これまでもWindows には、Windows やアプリの開発にフィードバックするために、あるいはサービスレベル向上のために、そうしたユーザー固有の情報を外部に送信する機能があった。Windows 10では、そうした固有の情報の送信についての設定が「設定」→「プライバシー」にある程度まとめられている。

「設定」→「プライバシー」とたどると、Windowsから外部に送られる情報について設定する画面になる。左側でデバイスやジャンルを選んで、右側でオン/オフを決める
「設定」→「プライバシー」とたどると、Windowsから外部に送られる情報について設定する画面になる。左側でデバイスやジャンルを選んで、右側でオン/オフを決める
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位置情報は、その利用についてデバイス全体の許可とアカウントごとの許可があり、さらにアプリごとにオン/オフを決められる。デバイス全体でオフにしていると、アカウントではオンにできない
位置情報は、その利用についてデバイス全体の許可とアカウントごとの許可があり、さらにアプリごとにオン/オフを決められる。デバイス全体でオフにしていると、アカウントではオンにできない
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