自分専用のノートPC ならともかく、業務では共用で使わざるを得ないPCもある。他のユーザーによる変更や削除からファイルを守るには、アクセス権を設定する方法もある。こちらはユーザーごとにアクセスを禁止する方法だ。

 手順は暗号化より少し複雑だ。もともとファイルにはそれぞれアクセス権が設定されており、それにアカウントの情報を追加する形となる。権限は細かく設定可能で、読み取りはできるが更新はできない(編集して別ファイルに保存はできる)などと限定的なアクセス許可もできる。

ファイルの「プロパティ」を開き、「編集」をクリックする
ファイルの「プロパティ」を開き、「編集」をクリックする
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制限をかけたいアカウント名を入力欄に入力し、「名前の確認」を押す
制限をかけたいアカウント名を入力欄に入力し、「名前の確認」を押す
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表示がアカウントのパスに変わったのを確認し、「OK」を押す
表示がアカウントのパスに変わったのを確認し、「OK」を押す
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「アクセス許可」のウィンドウが開く。前の画面で入力したアカウント名を選び、下の「アクセス許可」の項目でそのアカウントの権限を設定する
「アクセス許可」のウィンドウが開く。前の画面で入力したアカウント名を選び、下の「アクセス許可」の項目でそのアカウントの権限を設定する
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全てを「拒否」に設定すると、ファイルを暗号化したときと同様アクセスできなくなる
全てを「拒否」に設定すると、ファイルを暗号化したときと同様アクセスできなくなる
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*掲載した画面は、Windows 10 HomeまたはWindows 10 Proのものです。画面や動作は、2015年7月末に公開された初期の製品版(ビルド10240)、11月上旬に公開されたアップデート版(ビルド10586)、およびその中間で公開されたInsider Preview版のビルドで確認しています。 ハードウエア構成やPCに接続している機器によって、Windowsのエディションやバージョン(ビルド)が同じでも、異なる画面や操作になることがあります。 Windows 10のアップデートにより、画面や操作が変わる、使えていた機能が使えなくなる、あるいは挙動が変更されるなどの可能性があります。