パブリックフォルダーは、同じPC に登録済みのアカウントを利用するユーザー全員がアクセスできる、共有フォルダーの一つである。同じPCを利用するユーザー同士で、ファイルをやり取りしたいときに利用する。ほかのPCからLAN経由でアクセスして、共有フォルダーと同じように使うことも可能だ。パブリックフォルダーはこれまでのWindows にもあった機能で、Windows 10 でもサポートされている。

 ただ、リボンなどから簡単に設定できるようにはなっていない。コントロールパネルを「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」とたどり、左にある「共有の詳細設定の変更」をクリック。さらに画面を下にスクロールして、「すべてのネットワーク」のメニューを表示し、パブリックフォルダーの共有機能を有効にする。フォルダーへのアクセス方法は、共有フォルダーと同じだ。

コントロールパネルから「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」とたどる。さらに左にある「共有の詳細設定の変更」をクリック
コントロールパネルから「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」とたどる。さらに左にある「共有の詳細設定の変更」をクリック
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画面を下にスクロールして、「すべてのネットワーク」をクリック。「パブリックフォルダーの共有」欄で上にチェックを入れて「変更の保存」をクリックする
画面を下にスクロールして、「すべてのネットワーク」をクリック。「パブリックフォルダーの共有」欄で上にチェックを入れて「変更の保存」をクリックする
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Windows 7をインストールした別のPCから、パブリックフォルダーを設定したPCに登録済みのアカウントでログインすると、ユーザーフォルダーの下に「パブリック」というフォルダーが表示される
Windows 7をインストールした別のPCから、パブリックフォルダーを設定したPCに登録済みのアカウントでログインすると、ユーザーフォルダーの下に「パブリック」というフォルダーが表示される
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*掲載した画面は、Windows 10 HomeまたはWindows 10 Proのものです。画面や動作は、2015年7月末に公開された初期の製品版(ビルド10240)、11月上旬に公開されたアップデート版(ビルド10586)、およびその中間で公開されたInsider Preview版のビルドで確認しています。 ハードウエア構成やPCに接続している機器によって、Windowsのエディションやバージョン(ビルド)が同じでも、異なる画面や操作になることがあります。 Windows 10のアップデートにより、画面や操作が変わる、使えていた機能が使えなくなる、あるいは挙動が変更されるなどの可能性があります。