Windows 10では、前述の通りリボンのボタンから簡単にフォルダー共有が行える。しかし、この状態だと、共有フォルダー内のファイルは「読み取り専用」だ。共有フォルダー内のファイルは別のPCにコピーできるが、別のPCから共有フォルダーにファイルをコピーしたり、共有フォルダー内のファイルを直接編集したりはできない。

 こうしたアクセス権限を変更にするには、同じく共有タブの共有グループにある「特定のユーザー」ボタンをクリックする。共有フォルダーにアクセスできるユーザーの設定や、フォルダーのアクセス権限を変更できる。

 アカウント名をクリックするとプルダウンメニューを表示するので、「読み取り/書き込み」にすると、フォルダーへの書き込みやファイルの編集が可能になる。「削除」で、そのユーザーは共有ファイルにアクセスできなくなる。

 中間のプルダウンメニューからアカウント名を選択して「追加」すると、その共有フォルダーにアクセスできるアカウントを増やすことが可能だ。「Everyone」や「Guest」だと、そのPCに登録されているアカウント全てがアクセスできるようになる。セキュリティ面では要注意だ。

(左)共有しているフォルダーを選択した状態で共有タブの「特定のユーザー」をクリックする (右)アカウント名をクリックするとプルダウンメニューを表示する。「読み取り/書き込み」に変更して「共有」ボタンをクリック
(左)共有しているフォルダーを選択した状態で共有タブの「特定のユーザー」をクリックする (右)アカウント名をクリックするとプルダウンメニューを表示する。「読み取り/書き込み」に変更して「共有」ボタンをクリック
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*掲載した画面は、Windows 10 HomeまたはWindows 10 Proのものです。画面や動作は、2015年7月末に公開された初期の製品版(ビルド10240)、11月上旬に公開されたアップデート版(ビルド10586)、およびその中間で公開されたInsider Preview版のビルドで確認しています。 ハードウエア構成やPCに接続している機器によって、Windowsのエディションやバージョン(ビルド)が同じでも、異なる画面や操作になることがあります。 Windows 10のアップデートにより、画面や操作が変わる、使えていた機能が使えなくなる、あるいは挙動が変更されるなどの可能性があります。