モバイルノートPCだと、10~12型の液晶パネルでフルHD 解像度(1920×1080ドット)をサポートするモデルが主流だ。そうしたモデルでは、「文字やメニューを大きくして見やすくしたい」で紹介した機能により、標準状態よりもアイコンやテキストのサイズを調整して見やすくしている。

 ただ、アプリによってはこの設定により表示がおかしくなることもある。アイコンやテキストのサイズを100%に戻せば問題は解決するが、デスクトップの解像度が細かすぎるので、細かい文字を見にくいと感じている人は作業しにくくなる。そうしたときは、同時にデスクトップの解像度も調整すればよい。

 Windows 10でも、デスクトップの解像度は変更可能だ。ただしWindows 7やWindows 8/8.1のように、デスクトップの右クリックメニューからすぐに呼び出せるようにはなっていない。小さな文字が読みにくいと感じている人にとっては、10~12型パネルなら解像度は1366×768ドットあたりがちょうどいいだろう。次に「ディスプレイのカスタマイズ」画面で、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」のバーを調整し、「100%」に戻しておこう。

デスクトップの右クリックメニューから、「ディスプレイ設定」を選択して「ディスプレイのカスタマイズ」を呼び出すこともできる
デスクトップの右クリックメニューから、「ディスプレイ設定」を選択して「ディスプレイのカスタマイズ」を呼び出すこともできる
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